たばこを吸っても授乳は続けるべき?

母乳育児をしているママが、もしもたばこを吸う人であれば、「たばこを吸っても授乳は続けるべきなのか?」と、疑問に思うのは当然ですね。
では、たばこは赤ちゃんにとってどのような影響が出てしまうのでしょうか。

授乳中と妊娠中の違い

赤ちゃんがおなかにいる妊娠中と、めでたく生まれてママの体から離れ、おっぱいだけを飲んでいる母乳育児中との差は何かあるのでしょうか。妊娠中というのは、ご存知のように羊水のなかにつかった状態で赤ちゃんは育ちます。羊水というのは、赤ちゃんのまわりを常に取り囲んでいるため、一度ニコチンが羊水のなかにはいってしまうと、そのままニコチンにさらされるということになります。
このことから、妊娠中にたばこを吸うと、どんな症状が発生するのか次をご覧ください。

●低体重
●早期の破水
●胎盤早期剥離
●前置胎盤

などといった症状が出やすくなります。
もちろん、これらの症状が必ずしもたばこを吸っているママに限ったことではありません。そのほかの要因ももちろんありますが、共通して見られる症状として多くあるということなのですね。

母乳育児中のたばこの影響は?

もし母乳育児中のママがたばこを吸っていたとすると、ニコチンの含まれる母乳を赤ちゃんが飲むということになります。では、たばこを吸っているからミルクに切り替えたほうがよいのでしょうか。これは難しい問題だといえます。

しかしながら、ミルクよりも、まだニコチンが入っていても母乳のほうが栄養価が高く、多種類の感染防御因子が含まれているため、母乳は与えたほうがよいという実験結果があります。つまり、さまざまな感染症から赤ちゃんを守る細胞などが母乳には含まれているのです。それほど母乳にはすばらしいメリットがあるというわけですね。

ママのストレスと赤ちゃんの将来

羊水とは違って赤ちゃんは尿や排便により、有害なものは排出はできますが母乳の質は劣ることは否めません。しかしながら、ミルクに安易に切り替えるよりも、母乳にもともと含有される栄養素のほうがはるかに赤ちゃんの成長にとって大事です。できることなら、ママにはたばこを一時やめてもらって、質のよい母乳をあげてほしいものですが、たばこを中断することによって余計にストレスを溜め込んでしまうのであれば、それも問題です。

わが子の健康、将来の脳や骨、筋肉の成長などとともに、自分の健康やストレス状態などを総合的に考えてみましょう。そして、できるだけ母乳育児を続ける方向で調整ができるといいですね。

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