母乳が出ない原因

母乳が出ないとママも赤ちゃんもつらいものです。さて、母乳が出ない原因には、人それぞれに色々あります。このため、一概に「原因はこれ」と断定はしにくいものなのですが、自分の生活習慣と母乳の出ない主な原因とを比較してみて、当てはまるものをひとつひとつ、クリアにしていくことからまずは試してみましょう。そうしているうちに、自分の本当の母乳の出ない原因、つまり「母乳が出るようになるヒント」がわかってくるはずです。

母乳は血液からできている

母乳とは、何から作られるのかというと、「血液」です。血液は赤い色をしていますから、ちょっとイメージしにくいかと思いますが、ママの血液から生成されているのです。このため、母乳が出にくいママの場合、出産時に出血が多めで貧血になっているということも考えられます。
対策としては、次のことに気をつけるといいでしょう。

●できれば妊娠時から貧血予防のため、鉄分の豊富な食材を努めて食べる
●水分を充分にとる

昨今は、水分や栄養をしっかりと摂らない妊婦さんも増えているようです。
授乳中の水分の摂取量の目安は、

●夏場・・・5リットル
●冬場・・・3リットル

かなり大量に水分を摂らなければならないことがわかります。
普段から水分をとる練習をしておくと、母乳育児の際にママも赤ちゃんもニッコリ笑顔になれますね。母乳が出ない原因には、こういった食生活の変化も関係しているのです。

ダイエットはちょっとひと休み

産後もスリムボディを維持したい・・・という妊婦さんが多くなっています。でも、スリムなボディは、母乳育児をするママにとって、自分を傷めつけかねません。というのも、母乳は血液でできていると前述しましたが、ママの体ぜんぶで赤ちゃんのための栄養豊富な母乳を作っていかなければならないからです。スリムなボディを維持したいママと、丈夫で健康な心身をもった赤ちゃんを育てるため、多少はふっくらとしてもまずは栄養状態を気にするママ。どちらが心身ともに健全なママでいられるかといえば、もう言わなくてもお分かりですね。

睡眠をしっかりと摂る

インターネット、スマホが普及し、一日24時間いつでも他人と連絡がとれるという生活環境が当たり前になっています。となると、睡眠をとらなければならないときに、友人から連絡がきてそれから延々とやりとりを続けた結果、次の授乳時間がやってきてしまい自分は一睡もできなかった・・・ということもあるでしょう。核家族化している現代では、ただでさえ、ママと赤ちゃんとの生活は体力勝負です。その上、母乳育児で頑張っているのであれば、自分の体を大事にするという意味でも、赤ちゃんに良質の母乳を与えてあげるという意味でも、睡眠の確保は非常に大切です。

体の冷えも母乳の出ない原因になる

女性に多い冷え性は、母乳が出ない原因ともなります。このため、入浴をシャワーで済まさずにしっかりと湯船につかって、体を温めるようにしたいものです。また、食べ物でも体の冷え方は違ってきます。一般的に夏によく食べる食べ物は体を冷やす性質を持っている、と考えればわかりやすいと思います。とはいえ、現代は一年中いろいろな食べ物が食べられるようになってきました。この対策としては、次を参考にしてみましょう。

●「一旦、火を通したものを食べる」
たとえば、サラダを食べるなら温野菜サラダにする、冷たいジュースより
白湯にする、冷たくなったままで食べずにレンジで温めてから食べる・・・
といった工夫でもかなり違います。

●ショウガやネギを使って
ショウガやネギを香味野菜として使ってみると、香りもよく、食欲も出ます。その上、なんといっても体を温めてくれる効果があるので、オススメです。

●根菜類がマル
根菜類というのは、大根、にんじん、たまねぎ、ジャガイモ、サトイモ・・・というように土の中で育つ野菜です。葉物野菜よりも体を温めてくれますので、積極的に摂取してみましょう。

●ハーブティーで体を温める
ハーブティーには、母乳の出をよくしてくれるという効果の期待できるもがあります。それにプラスアルファで、体を温めてくれるという効果があるものもありますので、利用してみるといいでしょう。ただし、ハーブティーは人により、合う・合わないがありますので、飲み始めは体への影響を注意深く観察しながら、飲んでみましょう。

●足湯をする
乳腺炎の兆しがあって、体全体を温めると乳房が張って苦しいという場合、足湯だけをしてみるのもいいでしょう。足湯の湯のなかに、ショウガ、または体を温める効果のあるハーブティーを入れてみるのもオススメです。ハーブティーを選ぶときは、授乳中のママ用にブレンドされたものが無難でしょう。

困ったときは助産師さんに相談

どれもイマイチの効果しか感じられないときには、助産師さんや母乳外来に相談するのもいいでしょう。今は、インターネットが普及していますから、情報は多く得られると思いますが、それが自分に果たして合っているのかどうか、悩むところだと思います。一人で悩みを抱えず、専門家に相談して解決策をひとつひとつ試していくうちきっと、母乳の出もよくなってくることでしょう。

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