「卒乳」と「断乳」どんな違いがある?

母乳育児をしていると、卒乳や断乳のときというのがひとつの区切りというか、小さな子離れの第一歩という感じもしなくはありません。それだけに「卒乳」「断乳」の違いに関して知っておくことは、赤ちゃんとママとのこれからの関係をよりよいものにするために必要ではないでしょうか。

卒乳とは?

卒乳というのは、赤ちゃんのほうが「もうおっぱいはいらない」と、母乳を飲むことから「卒業」することです。つまり、赤ちゃんの意思で母乳育児が終わりを迎える、という形を「卒乳」といいます。

●卒乳はいつから?
赤ちゃんのほうが母乳を飲まなくなる、といってもその時期は赤ちゃんによって様々に異なります。海外のある国では、3歳になってもおっぱいを飲んでいるという赤ちゃんもいますが、飲みたがるときにはずっと与えている、というお国柄だからこそ、ともいえます。もちろん、母乳を長く与えることによるメリット、デメリット双方ありますが、目安としては2歳前に行うのがより理想的とされています。
でも、2歳までに卒乳を・・・というのはあくまでも一般論です。
本当に赤ちゃんの意思を尊重したい、というのであれば、赤ちゃんのほうから母乳をほしがらなくなるまであげるというママがいても不思議ではありません。卒乳を2歳までに完了させるとよい、という指南は、ママの身体的負担を考えての場合です。また、母乳を長く飲んでいた子供ほど、ママとのスキンシップが十分とられているため、友達付き合いが比較的うまくいき、大きくなってからの反抗期にも親との良好な関係が築きやすいともいえます。


断乳とは?

断乳というのは、ママのほうから「もうおっぱいはいらないわね」と、赤ちゃんの意思に関わらず母乳育児を終わらせる、という形を「断乳」といいます。つまり、赤ちゃんが母乳を飲みたくてもある程度の月数になったら、次の段階へ周囲の環境から進ませていく、というものです。

●断乳に踏み切るときとは?
卒乳の場合には、赤ちゃんのほうがもう母乳を飲まなくなるので、普通食に切り替えていくのが比較的容易です。では、断乳の場合はうまく普通の食事に切り替えていけるのでしょうか。
断乳をするときというのは、たとえば、ママの体調不良、ママの服薬が継続的である、赤ちゃんが1歳を過ぎたのに普通食がなかなか進まない、夜泣きがひどい・・・
等の場合には、断乳に踏み切ることがよく勧められます。

断乳するのは、赤ちゃんの意思に反しているかもしれませんが、ママが体調を崩してしまっては、赤ちゃんの御世話もできなくなる可能性も大いにあります。このあたりは、自分だけでなく先輩ママや友達、ご自分のお母様やお姑さん、助産師さんなどともよく相談してから決めたらよいでしょう。

卒乳・断乳を始めてもよいサインとは?

卒乳・断乳を始めてよい赤ちゃんの成長のサインというのがあります。
以下にそのサインの一例をあげてみましょう。

1.一人歩きができる
2.外遊びがしっかりと定着している
3.ストロー、コップで牛乳が飲める
4.一日の離乳食を食べる回数が3回になった

上で挙げたようなことができるようになってきたら、卒乳・断乳するにもちょうどよいタイミングであることがわかります。以上のようなポイントを踏まえ、赤ちゃんの成長の度合いを見ながら進めていきましょう。

「いつまでも母乳」は虫歯のもと?

母乳育児は様々なメリットがありますが、いつまでも母乳をあげ続けていると、歯磨きの時間がとれないことで、虫歯になるのではないか?という心配が頭をもたげてきます。実際、母乳だけで虫歯になるということは少ないのですが、普通の食事もするようになってくると、虫歯になりやすいということのようです。
母乳を続けているから虫歯になる・・・というよりは、普通の三度の食事のあとの歯磨きの習慣をきちんとつけていけば、虫歯になることは防げるということになりそうです。

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