赤ちゃんの体重が増えない時の対処法

毎日頑張って授乳をしているのに、赤ちゃんの体重が思うように増えない時って心配になります。そんな赤ちゃんの体重が増えない時の対処法というと、何かあるのでしょうか。月齢によって多少のちがいが見られるため、まずは、生後1~3ヶ月の赤ちゃんから原因を探っていってみましょう。

生後1~3ヶ月ごろ

一般的には、母乳育児の場合で生後3ヶ月までなら、1ヶ月あたりの平均的な増加体重は、500~600グラムとされています。ということは、単純計算ですが

600÷30=20
500÷30=16.666・・・

ということで、1日あたりで約15~20グラム程度ずつ増加していれば母乳育児で充分大丈夫ということがいえそうです。とはいえ、生まれてから1カ月くらいまでの赤ちゃんというのは、泣くことが少ない、よく眠るということから、自然と授乳回数が少なくなりがちです。

そのため、授乳量が少なくなってしまい、増加率も低くなるという現象は確かにあります。新生児はまだまだ飲む量自体も少ないものですが、母乳の生成リズムをしっかり定着させるという意味合いで、定時に授乳させることが大事です。

生後3ヶ月までの赤ちゃん

体重の増え方に注目しがちでありますが、飲んだら排泄というものが発生することを忘れてはなりません。体重が増えてくると、排尿の回数が1日6回以上、あるかどうかも健康的な成長を確認する目安となります。排尿と排便のどちらを目安にするのかという問題がありますが、排便の場合、赤ちゃんによって回数がかなり違います。生まれて間もない赤ちゃんでも体質により、便秘気味の赤ちゃんもいるので、一概に排便の回数を目安にはできないということになります。

母乳育児・体重増加はゆるやか

お医者さんや保健婦さんだから、なんでもよく知っているとは限りません。ごくまれですが、母乳育児というものにあまり積極的な理解をしようとしない小児科の先生や保健婦さんがいます。こういう方々は、粉ミルクのみ・混合栄養の赤ちゃんの体重増加を基準にしています。そのため、1カ月あたり1キログラムの体重増加がないと、心配して様々なアドバイスをしてくれますが、それはそれとして、有難く聞いておきましょう。

ただ実際には、母乳育児ですので母乳育児で育っている赤ちゃんの体重増加率を理解しておきましょう。つまり、1カ月に増加する体重とは1カ月に500グラム~600グラム増えているのであれば、心配はなく順調に育っているといえるのです。

生後~3カ月までの赤ちゃん・体重減なら?

もし、赤ちゃんの体重がほかの赤ちゃんと比較したとき、どうもうちの子は体重増加がとどこおっているようだと感じたとき、こちらを振替えってみてください。

①授乳回数が少なくなっていないか?

②授乳の間隔が広がっていないか?

③夜に眠るようになったため、夜間の授乳が減っていないか?

④おっぱいの飲み方は正しい飲み方か?

④-1 おっぱいの乳輪部分から深くお口にふくんでいますか?

④-2 抱き方の原因により、正しいふくみ方ができていないということはありませんか?

⑤たっぷり授乳したいという思いから、はってから授乳をしていないか?

特に注意したいこととは?

③についてですが、夜によく眠ってくれるのは、ママにとっては助かりますが、おっぱいにとっては母乳生成の刺激がすくなくなってしまいます。一日に授乳したい回数は、10回です。特に、母乳の場合ですが、一度に飲んでくれる量は、粉ミルクより少なくなりがちです。量が少なくなる分、回数の頻度で一日に授乳する量を保ちたいものです。赤ちゃんは寝ていても、おっぱいを飲んでくれますから、
ママが夜眠る前にあげる、朝起きたらすぐに飲ませるといった工夫をされてみてください。

④についてですが、新生児のときは特に赤ちゃんもママも授乳の体験がまだ浅いです。そのため、赤ちゃんとしても飲み方になれていない、ママも抱き方や飲ませ方がなれていないという事情から、赤ちゃんがしっかりと飲むことができていない、ということが可能性として考えられます。

⑤についてですが、おっぱいを張ってから授乳するというのは、断乳をするときの方法です。はってから授乳するというのは、頻度を少なくしているということになります。授乳の頻度を少なくしてしまうと、おっぱいは母乳をあまりつくらなくてもいいのかと誤解してしまい、母乳の生成が抑制されてしまいます。体重が増えないと心配であれば、おっぱいのあげる回数を減らさないということが大切なのです。

生後3カ月~4カ月の場合

生後3カ月~4カ月の場合は、赤ちゃんの体重はそれほど増えない時期に入ります。よく母子手帳に発育曲線というものが掲載されているかと思います。こちらを見ても、体重の増え方が生後3カ月~4カ月頃から、カーブがゆるやかになっていっていることがおわかりになるでしょうか。

生後3カ月~4カ月の赤ちゃんの場合、3カ月頃がピークと言われています。このころから赤ちゃんは、自分の飲む量を自分で調節もできるようになってきていますから、ママの側がたくさん飲んでほしいと思っても赤ちゃんの事情も考えないといけない時期にきています。また、遊び飲みを始めてしまう赤ちゃんもいます。この時期には、運動量も増えてくるため、体重の伸びもゆるやかになっていくのはしかたのないことといえます。

助産師さんに相談

助産師や医師に相談することも有るかと思いますが、その場合には、以下のような質問をされることと思いますので、相談に行く前に
整理しておくといいでしょう。

●身長は伸びはどうか?
●発育曲線に入っているか?
●おしっこの出方はよいか?

これらの様子を確かめながら、医師や助産師が相談に乗ってくれます。とはいえ、多くの場合には大きな心配はないということが多いと
されますので、不安を安心にかえるために受診や相談をされてみてはいかがでしょうか。

 

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